コミュ障とは?コミュ障(コミュニケーション障害)を診断するには?
コミュに障とは、コミュニケーション障害の略で、人とコミュニケーションを取ることが苦手な人を指します。
コミュ障(コミュニケーション障害)の人は、性格的な部分に何かしらの問題があるとされています。そのため、コミュ障を抱えていると社会に出るうえではとても困難になりやすく、様々な場面で不利となり、負の連鎖に陥りがちです。
普段から会話が苦手だと自覚している人は、もしかするとこのコミュ障の可能性があるかもしれません。そこで、まずはコミュ障がどのようなものかを知ったうえで、自己診断をして確かめてみましょう。
コミュ障とは?
コミュ障(コミュニケーション障害)とは、対人関係が必要となる場所でも十分にコミュニケーションを取ることができなくなる障害です。これは身体的な障害ではなく、性格的なものになりますので、外見だけで本人がコミュニケーション障害であるかの判断は難しいものです。
コミュニケーション障害を抱えている人にとっては、どんなに他愛のない雑談でもとても苦痛に感じてしまいます。雑談をするときでも緊張のあまり、言葉がうまく出なくなる場合もしばしばです。また、話しかけられたことに対して挙動不審になり、どのように返したら良いのか分からずに黙り込んでしまいます。
さらに、コミュニケーション障害を抱える人には極度の人見知りがあり、対人関係に恐怖や不安を感じる対人恐怖症を抱えている場合もあります。
コミュニケーション障害では、自分の意見や持っている情報を伝えることが困難なため、対人関係を築くこともできなくなり、学校や会社では孤立してしまうことに繋がり、生活に支障をきたしてしまう傾向にあります。
ただ、コミュニケーション障害の人は、友達を作ったり対人関係を持ちたいことがとても苦手ですが、その反面では「友達が欲しい」「誰かと繋がりを持ちたい」という考えを持っています。そのため、直接人と接しなくても良いインターネットやSNSを利用する傾向にありますが、インターネットやSNSにのめり込んでしまいやすい傾向にもあるのです。
ちなみに、コミュニケーション障害を抱えている人の割合は若者に多いと言われています。そのきっかけとなっているのは、社会に出た時の不安や恐怖、または便利化した環境などが挙げられます。
人とコミュニケーションを取ることは生きていくうえで欠かせないものですので、コミュニケーション障害を抱えていることは、普通の人よりも人生の中で苦難が多くなります。
苦難を乗り越えるためにも、コミュニケーション障害を抱えているのであれば、改善していく必要があります。
コミュ障を診断するには?
コミュ障を診断するには、下記の項目をチェックしてみましょう。コミュ障の診断を行い、下記の項目の中に当てはまるものがあれば数えてみましょう。
コミュ障診断チェック
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1.論理的に話すことができない
2.自分が嫌われている、または嫌われていないかを前提として考えている
3.相手に何を話せばいいのかわからない
4.話しかけられるだけでも緊張し、挙動不審になる
5.自分の声や滑舌、話し方が変ではないかと心配になる
6.人と目が合うことが怖いため、外出時には下を向いてうつむきながら歩いている
7.お店の店員が怖いと感じ、無料サービスなどでも気を遣って遠慮をしてしまう
8.電話の着信音や来客のインターホンの音がすると、居留守を使って乗り切ろうとする
9.学校や会社、地域のイベントなど人の集まるところには行きたくない
10.初対面の人が集まる場所では、誰とも馴染めずに孤立してしまう
上記に1つでも当てはまれば軽度のコミュ障、5つ以上当てはまると重度のコミュ障である可能性が高まります。そのため、深刻な状況に陥ってしまわないためにも、自分は大丈夫だと思わずに早めに気付いて克服しましょう。
コミュ障になるきっかけは、会話に苦手意識を持つことがほとんどです。会話に苦手意識を持つと人目も気にしてしまうようになり、精神的にも不安や恐怖を感じてしまい、悪化することもあります。