コミュニケーション障害で仕事はできる?コミュ障での就活は?
コミュニケーション障害を抱えながら仕事をしている人もいますが、そういったコミュニケーション障害の人は、人との関わりが欠かせない社会で仕事をするには困難が付きものです。
また、現在学生さんや社会人の方で、コミュ障でも就活している人もいらっしゃいますが、実際にはうまくいくものなのでしょうか。
そこで、コミュニケーション障害の人の仕事と就活はどのようなものになるのでしょうか。
コミュニケーション障害で仕事はできる?
コミュニケーション障害でも仕事はできます。ただ、職業によっては仕事がうまくいかないことや職場で人間関係がうまく築けないといった悩みを抱える割合は多いと言えます。
コミュ障とは?コミュ障(コミュニケーション障害)を診断するには?
コミュニケーション障害は身体的な障害ではなく、言語力や性格などの内面的な部分が大部分となりますので、仕事に就くことに関しては特に問題はありません。
ただ、人とのやり取りが苦手なため、職種が向いていないことがあります。
例えば、人と交渉する営業の仕事、大勢の人の前に立つ教師や管理職、人と接する接客業やサービス業などです。これらでは人目があっても気にしないことだけではなく、当然のことながら柔軟な対応や姿勢が必要とされます。コミュ障の人にとっては苦手なものばかりです。
しかし、かといってコミュ障の人が全く仕事ができないわけではありません。コミュ障の人には共通する長所があるのです。その長所を生かした仕事なら、現状に悩んでいる方やこの先の仕事が不安な人でも、うまくやっていくことができます。
コミュニケーション障害の人の長所と仕事
コミュニケーション障害の人は、どうしてもマイナスな特徴が目立ってしまう傾向にありますが、本当はそれだけではありません。実はとても良い特徴を持っている人が多いのです。
コミュ障(コミュニケーション障害)の特徴とは?コミュ障の症状とは?
コミュニケーション障害の人には、共通する3つの長所が挙げられます。もしコミュニケーション障害の人がこれから仕事を選ぶなら、営業や接客業、サービス業の仕事よりも技術関係や芸術関係、内勤といった長所を生かしたものが良いかもしれません。
コミュニケーション障害の人の長所
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真面目、正確、専門的な知識を持っている
コミュニケーション障害の人に向いている仕事
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プログラマーやエンジニア、学者や事務員、作家や音楽家、イラストレーターやデザイナー
もちろん、こういった仕事をする際にも人とのやり取りがゼロになることはありませんが、他の仕事と比べると必要最低限なものとなりますので、精神的な負担はそれほど大きくないでしょう。
仕事とコミュニケーション障害で悩んでいるなら、こういった長所の面を活かせるもの考えていくのが良いでしょう。そうすれば自分の負担が軽減されるだけでなく、周りからの評価も高く受けられるはずです。
コミュ障での就活は?
コミュ障での就活は面接が最も難関です。コミュ障だから就活の成果が実らないというわけではないのですが、やはりコミュ障の人にとって就活での面接はハードルが高いものです。
在学中で就活をしている人はもちろん、中途採用のための就活をしている人でも、コミュ障の人には逃げ出したいくらい嫌になってしまうのが面接です。
もちろん、一般の方でも面接が得意な人はいないでしょう。ただ、コミュ障の人場合には、人の目を見て話をすることが苦手なことや上手く言葉が出て来ないだけではなく、質問に対されたことに対して受け答えをすることができないことがあります。
また、企業側もできるだけ社交性のある明るい人を選ぶ傾向にあるかもしれません。
そのため、面接では散々な思いをし、就活は残念な結果に終わってしまうこともあります。せっかく長所を生かせる職場を見つけたとしても、コミュ障のせいで面接が落ちてしまうのはもったいないものです。
しかし、このままでは何年就活をしても仕事が決まらず、コミュ障も抱えたままになってしまいます。コミュ障のせいで就活が失敗しつづけているとなると、仕事をする以前の問題で生活も苦しくなってくるでしょう。
そこで、コミュ障で就活する際には人に好かれる会話術を役立てる方法があります。自力でなんとか就活を乗り越えようと頑張る方もいらっしゃいますが、社会に出てからも人との関係は避けられないものですので、就活の時期から取り入れていくのがおすすめです。